心を失ったカノジョ

「だから今を……大切にしろ」




新のいうことは納得できる。



今は次の日には過去に……昨日に紛れ込む。




そうならないように、間違わないようにって要望だと思う。




「首……もう傷つけるのやめろ」

「罪滅ぼしだよ？」

「それは心の勘違いだ」

「償う他私には生きる価値がない、生きてる限り……「わかったから」




全部いう前に……抱き締められた。




心臓バクバク………してる自分。




「息を止めたいの……」

「やめろ俺、悲しむぞ」

「悲しむ人いるんだね」

「俺は……いやなんでもない」




私の肩に新の顔があるからすごく近い。




見上げたらすごく悲しい顔してる。




こんな顔させたい訳じゃないのに。




「新…心配かけてごめんだけど、こうすることしかできない。」