冬の日の犬のお話
おじさんは 大きな
竹ほうきを かついで
建物の うらの方へ
ずんずん 歩いてって

ぼくは だまって
おじさんの後を 追いかけた。


大きな 作りかけの
雪だるまみたいな
まるいものの前で
おじさんは 立ち止まった。
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