冬の日の犬のお話
ポパイは へんてこな犬だった。

耳が 三角で
顔が 四角。

知らない人がきても
のらねこがきても
ほえないのに

ガス屋さんと
ゆうびん配達の人にだけ
ほえるんだ。


でも ポパイはいいやつなんだ。

父さんも 母さんも
ぼくも ちはるも

ポパイのことが 大好きだったんだ。

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