冬の日の犬のお話
カズヤ君が指さしたほうには、大きなまるっこい木が立っていて、そのとなりにはんぶん雪にうまった石があった。
ゆうびんポストくらいの大きさ。


『ほんとに?なんかショボくない?』


『うーん…でも木の下にあるって父さん言ってたし…他にそれっぽいのはないだろ?』

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