心を込めた恋愛
それにもし片思いだとしても、
その相手に好きな人がいたとしても、
隼吾に告白されたら絶対に
断れない・・・。

あーぁ・・・
私が隼吾を好きになっても絶対無理。
こんなにかっこいい人を好きになる自分が
笑えるよ・・・。

「私も片思い。隼吾が好きな人教えてくれたら私も教えよっかな~?」
私は言ってみた。

「ヒントなら教えてもいいよ」
ヒント・・・か。
よしっ!当てるぞ!!

「かわいくて、天然で、話しかけてくれて、面白くて、
 明るくて、元気で・・・。
 1つ1つ言ってたらいつまでたっても終わらねーよ?」

「いいなぁ・・・。その子」

「なんで?俺に好かれることがそんなにいいか?」
隼吾は笑っていった。

「ち、違うよ。いいところがいっぱいあっていいなぁって。
 私なんかダメなところばっかだもん・・・。」

これで確信した。
隼吾の好きな人は
私じゃないと言う事。

でも、隼吾と話す女子あんまりいない気が・・。

「俺、女子とあんま話さないじゃん。カワイ子ぶる女子苦手でさ、
 でもあいつは違う。
 誰に対しても同じ態度で明るく話してる。
 そういう奴が好きなんだよな・・。
 でも、そいつ結構モテてるから。
 俺の知ってる限りだと5人入るぞ?」

初めて知った。
私と隼吾は似たような思いをしてることを。

私はかなりイケメンでライバルがいっぱいの隼吾が好き。

隼吾は名前は知らないけど良い所を持っててこれまたライバルいっぱいの人が好き。

でももしかしたらその子がそんなにモテるんだったら隼吾につりあうよ。
悔しいけど私にない魅力を持ってるんだもん。
勝てないよ・・。







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