心を込めた恋愛
「はい、皆さん座って、私がこのB組の担任です。
 皆さんはこれから、仲間として仲良くしていきましょう。
 出席とります!」

このクラスは、32人。
まだ知らない人もたくさんいる中で、
私は、あなただけを見てる。
隼吾の横顔は、自然でかっこいい。
まっすぐ黒板を見ているときも、名前を呼ばれて返事をしたときも
その声も、隼吾の全てがすき。

出席を取り終わったころ、先生はこう言った。
「次の時間は自己紹介するからな」

こうして朝の時間は終わった。
見ると、慎吾と太一が隼吾と話していた。

どうしたんだろう・・・・。
何話してるのかな?

その時私に話しかけた人がいた。
「初めまして。私、金子有紗。あなたは?」
「私?清水千春。ちぃって呼んでね」
「うん!これからよろしく」

一人目の新しい友達。
有紗ちゃんは、かわいくてスタイルもいい。
もし同じ隼吾の事が好きなら
絶対負ける。
「ねぇ、好きな人いるの?」
「えー、なんで?いるけど・・。」
「ふーん、ありがと。」

キーンコーンカーンコーン

「あっ、じゃあまたね」
「うんバイバイ」
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