心を込めた恋愛
次は入学式。

みんなで並んで体育館へ向かう。

吹奏楽部の音楽とともに私たちは進む。

そこには上級生や私たちのお母さんやお父さんなどが拍手をしながら
私たちを迎えている・・・。

先生の長々とした話が始まる。
前も後ろも知らない人。
左は、小学校は同じだったけどクラスは別で
あまり話したことがなかった上野理穂ちゃん・・・だっけ?
右は太一。
もう猫背気味・・・。

「これで校長先生の話を終わります」
そう言ったのは多分副校長。
「校歌を歌います」

この学校に来て1日もたっていない人に校歌なんて歌わせるの?

多分1年生は全員校歌ガン見。
2番ある歌詞を少し口パクで歌って終わった。

入学式が終われば写真か・・・。
クラスごとで撮った写真はみんな疲れきってるかもな・・・

こうして無事に入学式終わったと思う。

教室に戻り帰りの会は挨拶だけで終わった。
私は、隼吾の家が近くて帰る道が同じことを知った。

待ち合わせに間に合うかな・・・

そう思い、太一と慎吾と里香と走って帰った。
いつもと違うのは・・・隼吾がいること。

「じゃあ、12時30分に全員にメールするから!」

慎吾がそう言ったところで私の家に着いた。
みんなと別れた私は、急いで2階に駆け上がった。

最初に着ていく服を選び、
お気に入りのバックにポーチとケータイ、iPod、スケジュール帳、
お財布、鍵を丁寧に入れた。

それから急いで昼食を食べシャワーを浴びる。

するともう12時15分。
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