金魚姫
ムサシはヨータが生まれた時から一緒に暮らしており、一人っ子のヨータとは兄弟の様な存在で、何をするにも一緒だった。
小学二年生の時、近所のジャイアン的ガキ大将に宝物のビックリマンシールを取り上げられそうになった時、小心者のはずのムサシが大声を張り上げて助けてくれた。
ヨータが高校生になって始めたコンビニのバイトの初給料日には、ペットショップに走り、缶詰入りの高級ドッグフード(いつもムサシは一袋699円のお徳用ドライフードを召し上がる)と革製の赤いベルトで真ん中にシルバーの骨のアクセがついた首輪をムサシにプレゼントした。
お徳用ドライフードを食べ慣れたムサシには高級缶詰がお口に合わなかったようだが‥‥
そんな二人はお互いを思いやり、固い信頼関係でむすばれていた。
小学二年生の時、近所のジャイアン的ガキ大将に宝物のビックリマンシールを取り上げられそうになった時、小心者のはずのムサシが大声を張り上げて助けてくれた。
ヨータが高校生になって始めたコンビニのバイトの初給料日には、ペットショップに走り、缶詰入りの高級ドッグフード(いつもムサシは一袋699円のお徳用ドライフードを召し上がる)と革製の赤いベルトで真ん中にシルバーの骨のアクセがついた首輪をムサシにプレゼントした。
お徳用ドライフードを食べ慣れたムサシには高級缶詰がお口に合わなかったようだが‥‥
そんな二人はお互いを思いやり、固い信頼関係でむすばれていた。