恋風船


キュンとくると同時に俺の心臓はやばいぐらいに跳ね上がっていた。


「大声で叫ぶなんて恥ずかしいよ!!」


怒ってるはずなのに怒ってるように見えない。


むしろ可愛い。


「志穂ちゃんと安井も一緒に食う?」


晴斗が先に言った。


「食べる食べる~」


安井がズカズカと俺らの輪に割り込む。





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