コイアイ〜幸せ〜
「つれない言葉ですね。いつも可愛いがっているのに」
貴方も酔っているんですか。
皆の前で、誤解を招くようなことを言わないで下さい。
「そうですね、いつもさばけるかさばけないかギリギリの仕事量をありがとうございます、おかげで効率よく仕分ける能力が上がってきまして、随分と仕事のスキルが向上しました」
私の能力をはかった絶妙な仕事量。
本当に、彼は私のことを見てくれている。
表現方法は鬼だけど。
「松本さんは急な人事として山下チーフを秘書に抜擢したんですけど、彼女のどこを気に入ったんですか?」
美波ちゃんが、カクテルを傾けながら質問してきた。
なんだろう?
美波ちゃんが悪魔を見つめる視線は、なんだか熱い感じがする。
いい質問、私も気にはなっていたんだよね。
なし崩しに、と言うか強制的に秘書にさせられたものの、私はその理由を聞いたことはない。
悪魔は、なんて答えるんだろう。
「それを、貴方が聞くんですか?」
美波ちゃんの身体が、ピクリと震えた。
松本さん、その、笑顔が少し冷たいですよ。
質問の答えにもなってないし。
普段、見慣れていないんだろうな。美波ちゃん、すっかり脅えてるよ。
貴方も酔っているんですか。
皆の前で、誤解を招くようなことを言わないで下さい。
「そうですね、いつもさばけるかさばけないかギリギリの仕事量をありがとうございます、おかげで効率よく仕分ける能力が上がってきまして、随分と仕事のスキルが向上しました」
私の能力をはかった絶妙な仕事量。
本当に、彼は私のことを見てくれている。
表現方法は鬼だけど。
「松本さんは急な人事として山下チーフを秘書に抜擢したんですけど、彼女のどこを気に入ったんですか?」
美波ちゃんが、カクテルを傾けながら質問してきた。
なんだろう?
美波ちゃんが悪魔を見つめる視線は、なんだか熱い感じがする。
いい質問、私も気にはなっていたんだよね。
なし崩しに、と言うか強制的に秘書にさせられたものの、私はその理由を聞いたことはない。
悪魔は、なんて答えるんだろう。
「それを、貴方が聞くんですか?」
美波ちゃんの身体が、ピクリと震えた。
松本さん、その、笑顔が少し冷たいですよ。
質問の答えにもなってないし。
普段、見慣れていないんだろうな。美波ちゃん、すっかり脅えてるよ。