コイアイ〜幸せ〜
青味がかった綺麗な強い瞳。この瞳に、女の子は溺れていくのかな。

私だって、少なからずドキドキとしてしまうじゃないか。


「ただ純粋に聞いてみたかっただけです。松本さんのただれた恋愛事情には興味ありません」


その瞳を見つめ続けていると、何か良くないものに絡め捕られそうになるから、私は無理矢理、彼から視線を外した。


「そうですか、･･･ああ、会議の時間になりましたね。山下さん、急ぎましょうか」


私で遊んでたんですか！
本当にもう！この悪魔は･･･。

私は、なるべく関わらないようにしよう。



「私は会場のセッティングをお手伝いして来ますので、先に行かせていただきます」


ノートパソコンを持ちながら、急いで支度をする。



「会議の終わった後の紅茶を楽しみにしていますから、きりきりと皆さんを追い詰めましょうか」


うっわぁ、いつもよりやる気ですね。
今日のプレゼン君達、覚悟をしておいた方がいいかも。


まあね、厳しく突っ込まれた分、いい仕事が出来るんだけどね。


それにしても、そんな楽しそうにしないで下さい。


Ｓ気質がだだ漏れてますよ、松本さん。


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