コイアイ〜幸せ〜
「ん〜いい天気!」


週末、宗助と二人でドライブ。


「つらら、今日は思いっきり遊ぼうなっ」


そういえば、宗助とは飲みにはよく行ってるけど、こうやって何処かに遊びに行くことはなかったかも。

今までは、彼氏がいたから。


「私、旅行久しぶりなの。気分転換に連れだしてくれてありがとね」


助手席に座る私に、宗助は笑う。


「つららさんが喜んでくれれば、俺も嬉しい」


キュンとするじゃない。
宗助はなんて可愛いことを言うの。


「なんか、デートみたいね」


「デートじゃん。俺は、がっつりデートだと思ってるから」


宗助、直球すぎて恥ずかしいよ。


「うん。では、そういう方向でお願いします」


「俺さ、つららさんが惚れるのを待ってるからさ・・・、とりあえず今日は、姫をエスコートしますって」



ひ、姫!!

この男は、どこでそんなスキルを覚えちゃったの!



「私、姫ってキャラじゃないんですけど」


「いいのいいの、どっちかっつうと戦う女だけど、俺にとってはお姫様だからな」



だから、照れるんだってば、言われたことが無いからさ。


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