コイアイ〜幸せ〜
高速を飛ばし、着々と会社に近づいていく。


私たちの間には、もうほとんど会話はない。
それでも、全然気まずい感じはしていなかった。



私は、会社に戻ってからの事態を想定して、携帯電話の画面と格闘中だ。


とりあえず、連絡が取れる所にメールを送り、松本さんには会社に行くと送信をした。


はぁ、せめてノートパソコンでもあれば、もっとましなことが出来たのに!

なんて、後悔をしてみたけれど。
状況が掴めない今、下手に行動はできない。


焦る気持ちを整えて、万全に対応ができるように、私は気持ちを切り替える。


走りさるネオンを、私はしっかりと見据えた。




心は、完全に仕事モードだ。



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