抱きしめたい

初めてそれが起きた時エレナはリュークが居なくなったと思い自分のせいだと言って目を真っ赤にして一晩中泣いていた。

その後,私はリュークに考え直せと伝えたが首を縦に振りはしたものの、その行動は止むことはかなった。
寧ろリュークの無断外出は日を追うごとに増していくばかりだった。

ある晩、リュークが喧嘩もしていないのに抜けだした彼を私はつけて行ってみた。

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