思い出
あっという間に辺りは
暗くなってイルミネーションで
ピカピカ光っている

『きれー』

『そだね。』

今日は楽しかったな



『今日はありがとう。
とっても楽しかった。
なんか男の子とお出かけ
なんてしたことなかったから
緊張しちゃったけど
誘ってくれてうれしかった』


彼は真剣に聞いてくれてる


『俺こそ。今日は
ほんとに楽しかった。
みなみちゃんのこと知れたし。
出来たらまた俺と
出かけてくれない?』

『もちろん。
また誘って下さい。』


彼は満面の笑みで
あたしをみる


『よかった。
最後にあれでも乗る?』

彼の指したのは
ここの1番の人気の
おっきなおっきな観覧車


『うん。
あたし観覧車大好き』


『じゃあいこうか』




ゆっくりゆっくり
観覧車は動き出す
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