思い出
理科室遠くて嫌い


一緒に走っていた
紗羅がもうみえない


紗羅、足速いよ


『あっいった』

勢いよくぶつかっちゃった


『あっごごごめんなさい。』


あー
あたしなにやっているんだろ


鼻いたい。


『大丈夫?』

『うん、大丈夫。』

鼻いたい。

『大丈夫そうじゃなさそうだね
俺もよそみしてごめんね。』


『あたしこそ』

『ちょっと待ってて』

ニコッて笑っていっちゃった

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