gangな恋
普段は制服かジャージ姿しか見ないし、私服の和弥はなんだか新鮮だな。
昨日の特攻服姿にも驚いたけど。
「何か食うか?」
「……へ?」
突然和弥が話しかけるもんだから、反応遅れた上にマヌケな声になってしまった。
時計で確認すると、もう少しで12時。
「もうこんな時間なのか……和弥、何か食いたいもんあるか?」
「んー俺は凜が食いたいもんが食いたい」
「………」
和弥はいつものキラキラした笑顔を見せた。
全くこいつは……
今のを学校の女子達が聞いたら、悲鳴上げて倒れるぞ?