gangな恋


「…知らね。それに……今回の事とは関係ねぇだろ」




本当は―――


和弥も来ると思っていた。


亜由美の事も知られたし、ああ見えて心配性みてぇだし。




別に来てほしいってわけじゃない。




けど、何か……


何だか少し虚しいと思う自分がいた。




「…ふっ……伝説のQUEENとKING……。ますます潰してぇな」


「………。やってみれば?」


「クス………」






一触即発。




まさにそんな感じの、ビリビリとした空気が漂う。






そしてその空気を破ったのは、




「じゃ……行くぞ!!」




司だった。

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