gangな恋


聖剛さんはニコッと笑顔で答えた。




「俺が送ったなんて知ったら、ぜってー不機嫌になるからな」




もしかしたら殴られるかも…なんて、聖剛さんは呆れたように呟いた。




多分、誰のことを言いたいのかは分かる。


何となくだけど。




私の懇願も虚しく、夏帆達は本当に3人で帰ってしまった。




「………」




ぽつーんと取り残された私。


広いリビングなだけに、少し寂しいとさえ思えてくる。






いやっ!


じゃなくて!!




「…和弥、どこいんだよ」

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