gangな恋
「お前が食うと思ったから買ったんだよ」
「はいはい。んじゃっ、いただきます」
私が食べはじめると夏帆も和弥も食べ出した。
食べ終わってから、私は休み時間の出来事を和弥に話した――
「ウケるな、その女。…でもよく言い訳できたな」
「夏帆が助けてくれたからな」
「さすがだな、夏帆ちゃん」
「どーも。…あ、凜。携帯光ってるよ」
夏帆に言われて目を移すと、携帯のイルミネーションがキラキラ光ってる。