光~HIKARI~
Spring06
上京して3年目の春を迎えた奏。高校を出てから大学進学のために東京に北海道から出てきた。
東京の春も3度目を迎える。
「やっと一人暮らしができる!」
二年間、寮にいた奏は、3年生から一人暮らしをさせてもらえる事で頭がいっぱいだった。
奏は、三人姉妹の長女。パパとママ、愛犬のクリーム、大学入学と同時に入院してしまったおばあちゃんの七人家族。
それが奏は当たり前だと思っていた。
4月の中旬から、授業も始まって、慌ただしい日が続いていた。
そんな中一本の電話が奏を変えた。
「奏、パパの会社が倒産したの。だから、奏には仕送りしてあげられない。」
この一言で今まで当たり前だった事が崩れ去っていった。
奏は大学でもそこそこの成績を取っていたし、奨学金ももらっていたから、それで生活するしかなかった。
ここでめげてちゃ始まらない、そんなキモチで奏は必死だった。
これが、奏の3年生の始まり。
東京の春も3度目を迎える。
「やっと一人暮らしができる!」
二年間、寮にいた奏は、3年生から一人暮らしをさせてもらえる事で頭がいっぱいだった。
奏は、三人姉妹の長女。パパとママ、愛犬のクリーム、大学入学と同時に入院してしまったおばあちゃんの七人家族。
それが奏は当たり前だと思っていた。
4月の中旬から、授業も始まって、慌ただしい日が続いていた。
そんな中一本の電話が奏を変えた。
「奏、パパの会社が倒産したの。だから、奏には仕送りしてあげられない。」
この一言で今まで当たり前だった事が崩れ去っていった。
奏は大学でもそこそこの成績を取っていたし、奨学金ももらっていたから、それで生活するしかなかった。
ここでめげてちゃ始まらない、そんなキモチで奏は必死だった。
これが、奏の3年生の始まり。