光~HIKARI~
授業を受け、帰るころには、ぐったりしていた。


11月、毎日毎日、体のだるさを抱え、消えない不調を抱えてすごす。

だも、奏はそれが何かもまだ知らずにいた。





おあばぁちゃんの49日。
奏は北海道にいた。

今回の帰省は、そんなに長くはいられなかった。

学校が忙しくなっていたのもあるが、学校を休むわけにはいかなかった。



親戚も集まり、法事は無事にすんだ。

そして、法事から帰ると、郵便ポストに1通の郵便がきていた。


大橋 萌様


先日の推薦入試の結果、合格いたしましたので、お知らせいたします。






「きっと、おばぁちゃんが見ててくれてるんだね。」
みんな、そう、話していた。そして、みんなが笑顔になった。




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