光~HIKARI~
奏はそれから、自分がいろんな人に重荷なんだと思った。
奏は、毎日、生きている意味を考えた。
考えても考えてもわからなかった。
3月の終わり、奏は卓に電話をした。
「卓、奏は卓の重荷になりたくない。卓を縛り付けてるわけにはいかない・・・
だから、もう、別れよう・・・」
「わかった。奏がそう決めたなら、俺はそれでいいよ。」
「これからも、友達として、奏と一緒にいてください」
それが、奏と卓の終わり。
そうして、奏と卓の2年間は終わりを迎えた。