光~HIKARI~

6月

「奏?今日とまりに行くよ」

そう言う哲弥。

変わらない週末。


その夜、奏は薬の袋に目を向ける。

もう、死んでしまいたい

そう強く思った。



プチプチ・・・

奏は薬を手にとる。

それを一気に口に放り込む。

ゴク。



テレビを見ていた哲弥は、ようやく奏の行動に気づく。

「奏??」

時すでに遅し・・・

「もう、起きないかもしれないね」
笑って言う奏。

慌てて救急車を呼ぶ哲弥。


だんだん意識がなくなるのがわかった。
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