私たちの半年間に題名をつけるなら…

コンビニを出て

みほと歩いてるんだけど


なぜだか今日は

やたらと目立つ。



あぁそうか…

隣にみほがいるからか。


みほはすげーおしゃべりで

俺にいろいろ質問してくる。



でも俺は

まだ現実に馴染めなくて

頭がついていかなかった。


みほは俺が

緊張のし過ぎだと

思ってたらしいけどな。



俺は元々B専だった。

みほには申し訳ないけど


正直釣り合わないと思ったんだ。


俺こんなんだし

みほには俺なんかより

似合う奴がたくさんいるって。


だから早いうちに

みほと別れようと思っていた。


俺にみほは…

もったなすぎる。


俺はたくさんの男に嫉妬して

自分に疲れるだけだろう…。


写メよりも

実物の方が可愛かったんだ。



そんなことを考えていた俺に

みほは言ったんだ。


「みほは竜也がいいんだからね。」



みほはわかっていたのか。

俺の考えていたことを。

< 25 / 64 >

この作品をシェア

pagetop