私たちの半年間に題名をつけるなら…
公園について
改めて近くで顔を見た。
やっぱり可愛い。
俺は思った。
どうして俺の告白を
OKしてくれたんだろうと。
「みほ…、お前どうして…」
言おうとしたら
みほが微かに震えてた。
やっぱ寒いよな。
家近いけど…
連れてってやれなくてごめんな。
まだ親に言ってねぇんだ。
俺はみほを抱きしめた。
そしたらみほも…
俺を抱きしめてくれた。
今までの女だったら
腰までしか手を
まわしてこなかったけど
みほは違った。
俺の背中で
ガッチリ手を絡めて
俺をドキドキさせてくれたな。
みほが体を離そうとした。
でも俺は離さなかった。
みほの何かを信じてみたかった。
みほに自分を変えてほしかった。
少し暴れるみほを見ながら
俺はみほにキスをした。
何かを誓うかのように…。