私たちの半年間に題名をつけるなら…
ん…まぁ考えないことはないよ。
竜也も男だし…
そろそろ考えてるのかなぁ?
もうちあきが変なこと言うから…///
変なことばっか考えちゃうじゃん!!
ダメダメ、今は授業中…
―――と思ったのも時すでに遅し↓
「おい小林!昼間っから
何ニヤニヤしてんだよ?
お前、前出てこの問題解いてみろ。」
そぅ言って先生が指さした先には
私の最も苦手とする数学の問題。
√とか√とか…
よくわかんないんだよね…。
ここでわかりませんと言って
先生に怒られるか、
適当に答えを書いて
みんなの前で恥をかくか、
う〜ん…
どっちも嫌だぁ〜。
私が頭を抱えて悩み込んでいると
「はぁ〜い先生先生。
みほの代わりに
あたしがやりたい。」
そう言い出したのは
なんとちあきだった。
ちあきはズカズカと
黒板の前に立つと
スラスラと答えを書き始めた。
そして…
「はい先生終わったよ。」
っていいながら私に向かって
ピースしてくるんだな。
「お…おぉよく出来たな高路。
小林、今回だけは見逃して
やるから高路を見習って
もっと真面目に勉強しろよ。
はい次の問題。」