私たちの半年間に題名をつけるなら…
カラオケ
あれから自分の身体を
気にしてたけど…
特に調べることもなく
体質だと思うことにしていた。
一度、ヤっちゃうと
次からヤる回数が増えちゃうね。
「みほの心も体も好き〜。」
なんて言ってる竜也がおかしくて。
竜也を好きになってよかったって
思ってるんだよ。
「なぁみほ〜。
カラオケ行かねーか?」
ある日竜也に誘われた。
「竜也…
彼女の前では恥ずかしいから
歌わないって言ってたのに〜。
まぁいっか。うん、行こ!」
竜也との初めてのカラオケ。
カラオケにはよく来るけど
今日は竜也が隣にいるから
ドキドキがヤバい…。
バレないようにしなくちゃ…。
「みほ、そんなに緊張すんなって。」
竜也にはもう
バレバレだったんだね。
そう言った竜也も
落ち着きがなかったくせに…。
いきなり自分から歌うのは
なんか恥ずかしかったから
竜也の歌を聞くことにした。