私たちの半年間に題名をつけるなら…
やっぱり…
みほが別れた相手に対しての
切り替えが早いことは知っていた。
さっそく俺にも敬語だよ。
敬語って慣れないから…
すっげ〜違和感あって嫌だな。
みほと別れて一週間が過ぎた。
なかなかみほを忘れられない。
何をしててもみほが頭から離れない。
俺ってこんな奴だった?
やっぱり俺は…
みほじゃなきゃダメなんだ。
出来ることならもう一度
みほとやり直したい。
俺はみほに電話することにした。
みほは出てくれるのか…
不安な気持ちでボタンを押す。
すぐにみほは電話に出た。
「どうしたんですか先輩?」
メールだけじゃなく
話し方まで敬語になっていた。
「俺…やっぱりみほがいないと
ダメなんだ。忘れられない。
もう一度、俺の彼女に
なってくれないか?
もう離さないから。」
みほは黙り込んでしまった。
もうダメかと思った。