黒の世界
もしそうだとしても、見ず知らずの私を普通家に連れて帰るか?
しかも、一晩もだ。
「ごめん・・・」
とりあえず謝ってみた。
「なんで謝るの?ここは俺の友達の家だし、連れてきたのも俺じゃないよ。ま、俺のタイプだけど」
そう言って笑う秀は大人って感じだ。
黒い髪に金色のメッシュ。
目も大きくて、睫毛も長い。
喋り口調が大人な雰囲気をかもし出し、カッコイイと言うほうなのかもしれない。
・・・じゃなくて。