黒の世界


気にし過ぎている私とは裏腹に、余りにも平気な顔でいるソウキに少し腹が立った。



栞さんがいるのに…


ソウキの考えている事はよくわからない…





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「何怒ってんだよ」



その夜、不機嫌な私に気づいたのか、ソウキが聞いてくる。



「…こっち半分には入ってこないで」



「なんでだ?」



「は?またヤラシイ事するんでしょ」

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