心の中の宝物
「これってやっぱり好きって事なのかな?」
私は正直わからなかった。
恋はしたことはある。
けど・・・
こんな始まりかたなんてない。
「好きってことだよ。絶対!だって気になるんでしょ?」
「うん・・・」
「一日に一回は頭の中に浮かぶんでしょ?」
「うん。」
一回じゃなくて十回はあるけど・・・
「喋るとどきどきするんでしょ?」
「う・・・ん。」
「決定だな。」
亜美は納得した顔をする。
「でも、先生だよ?好きになったらだめじゃん。」
「恋愛に先生とか関係ないよ。」
あるよー
「好きなら後悔はしたくないでしょ?」
「まあ・・・」
「じゃあとことん頑張りなさい。」
はい!恋愛の達人さん。
私は亜美のおかげ(?)で自分の気持ちがわかった。
私は神崎先生の事が好き。
この気持ちをどうしようとかは思わないけど・・・
どうしたらいいの?
後何時間かしたら先生と二人で会うんだよ?
緊張する・・・