心の中の宝物
「亜美。行こ。」

「いいの?」


私は小さく頷いた。


「みんな・・・また明日ね。」



私たちが行こうとするとみなみがようやく喋りかけてくれた。


「ちょっと待って。」



私はビックリして振り返る。


みなみは下を向いていた。



「き、今日どうして学校来なかったの?」



私は答えられず下を向く。


「前の桜はどこにいったの?どうしてそんなに変わっちゃったの?その女のせい?」


みなみは泣いていた。



「違うよ。私は・・・」

「そんな子と関わったらダメだよ。悪い影響に・・・なるよ。」


今の言葉ひどいよ。

みなみ・・・



亜美は寂しそうな顔をしている。




「亜美の事を悪く言わないで!亜美は私の事を救ってくれた。私にとって亜美は大事な友達なんだから。」







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