心の中の宝物
「もしもし・・・」


私は力のない声で電話に出る。



「夢梨さん。今どこにいるの?」

「せんせ~私・・・どうしたらいいのかな?うわ~ん。」


私は周りも気にせずに大声で泣いた。

周りの人が私の事をじろじろ見ている。


「ちょ、どうした?どこにいる!?」

「学校の近く。」

「今から行くからそこにいて!動くなよ。」




「うっもうやだ。」



どうして神様はこんなに私に試練を与えるの?



もうこの前ので充分でしょ?




「うぅ・・・」

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