心の中の宝物
私とみなみは屋上に来た。
「暑いね。」
「うん。」
私たちが教室から出て話した初めての一言。
わたしとみなみは日陰を探してそこに座った。
沈黙が続く。
一つ深呼吸をして私は重い口を開く。
「みなみ・・・ごめんね。」
私は聞こえるか聞こえないかの声で言った。
これが私の精一杯の言葉。
「え?」
みなみが私の顔を見る。
聞こえなかったのか聞こえていて驚いているのかはわからないけど私は続けた。
「私ね、みなみにずっと憧れてたんだ。」
「ど、どうして?」
「みなみはさ、優しい・・・かわからないけどラブラブな彼氏がいて友達もいっぱいいて金持ちで暖かい家族がいて、いつも幸せそうだった。」
「そんなことない。みなみだって桜の事憧れてたもん!ずっと桜になりたいと思ってた。」
「え?」
みなみの突然の告白に私は戸惑った。
「暑いね。」
「うん。」
私たちが教室から出て話した初めての一言。
わたしとみなみは日陰を探してそこに座った。
沈黙が続く。
一つ深呼吸をして私は重い口を開く。
「みなみ・・・ごめんね。」
私は聞こえるか聞こえないかの声で言った。
これが私の精一杯の言葉。
「え?」
みなみが私の顔を見る。
聞こえなかったのか聞こえていて驚いているのかはわからないけど私は続けた。
「私ね、みなみにずっと憧れてたんだ。」
「ど、どうして?」
「みなみはさ、優しい・・・かわからないけどラブラブな彼氏がいて友達もいっぱいいて金持ちで暖かい家族がいて、いつも幸せそうだった。」
「そんなことない。みなみだって桜の事憧れてたもん!ずっと桜になりたいと思ってた。」
「え?」
みなみの突然の告白に私は戸惑った。