心の中の宝物
辺りを見渡すと知っている顔が目に浮かぶ。

あの中に私もいたんだ。


「みんな~」

私はこんなに緊張してみんなを呼ぶのなんて初めてだ。

亜美はいなさそう・・・

「おお!桜ちん久し振り~どうしたの?どうしたの?」

シンが前のように話してくれて安心した。

緊張が解けていくのが自分でわかった。

私はいつもの位置に座る。


「あのさー亜美知らない?」

みんなが一斉にしーんとなる。

ど、どうしたの?

なんかみんな変だし・・・

「もう亜美とは関わらない方がいいよ。」

愛ちゃんが答えてくれた。

でもどういう意味?

「亜美すっごく変わったんだ。俺らももう手をつけられないんだ。」

なんで?

どうして?

みんなの言っている意味がわからない・・・

この前まであんなに普通だったじゃん。

私のせい?


私の目からは涙が溢れてきた。

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