心の中の宝物
「それじゃあ、桜亜美ちゃんの部屋案内してあげて。」

「え?どこ?」

「桜の隣の部屋よ。」

「本当?」

「ええ。」

嬉しい♪

空き部屋で少し物を置いてた部屋。

急だったのにお母さん急いで片付けてくれたんだね。


「後、家具は何もないからまた時間があるときに二人で見に行きなさい。お金はあげるから。」

「え?そこまでしてくれなくていいです。」

「いいのよ。今日から私の娘でしょ?」

「おばさん・・・」

「おばさんって・・・まだ38よ?」

「もう38じゃん。」

私は軽く突っ込みをいれた。

お母さんが睨んでくる。

お父さんは笑ってるし・・・


「あのお名前は?」

「京子よ。」

「じゃあ、京子さんって呼びます。」

「そうね。じゃあそうしてくれる?」

「はい。えっとー」

亜美はお父さんの方をちらみする。

「俺は洋介だよ。」


呼び名も決定し私と亜美は二回の亜美の部屋に行く事にした。
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