心の中の宝物
私は黙り込んでしまった。

そんな私の様子を見てコウちゃんは『歌おう』っと言って曲を入れ始めた。


三時間

私たちは盛り上がって歌った。

でも私の心の中ではコウちゃんにバレたかもしれないと言う不安でいっぱいいっぱいだった。


あの様子で分からないほうがおかしいよね。

嘘でも違うって言えば良かった。

でもそう言ってしまえば先生の気持を自分で否定してるようで嫌だった。

だってこんなにも先生の事が好きなんだもん!

否定なんてできない。

でもコウちゃんにも言えない。

信用してないわけじゃない。

幻滅してほしくなかった。


だって先生を好きになるなんてやっぱ変だよね?

実る事なんてないのに想い続けて苦しんで・・・

私が気持ちを言ったところで先生に迷惑がかかる。

それは避けたかった。


は~

私はどうしたらいいのかな?



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