心の中の宝物
―がちゃ

ある部屋の一室に着く。

え?

先生の家?

私はそう思った。

部屋に入ると中はすごく片付いていた。

必要なものしか置いていない。

いかにも先生の部屋って感じがする。


ふっと手が離され私はようやく解放された。

ふ~


「そこに座ってな。」

今日三回目に聞いた先生の声。

私は言われた通りに座る。

今の先生に反抗するのはちょっと怖いし・・・


先生はキッチンに行ってお茶を入れてくれている。

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