心の中の宝物
待っている間携帯を見ると亜美からメールがいっぱい来ていた。

『大丈夫?』

『心配だよ。』

『どこにいるの?』

『あの人本当に先生?』

などのメールが焼く15通も来ていた。


亜美・・・

メールあんま好きじゃないのに。


私はすぐにメールを送る。


送信:亜美
大丈夫だよ。
あの人は本当に担任の先生。
私2ヶ月も音信不通だったから怒ってると思う。
説教が終わったら帰るね。


メールを送信するとちょうど先生が来た。

「携帯の電源切っといて。」

「え?」

「切っときな。」

はい・・・

私は言うとおりにする。

先生は私の前にココアの入ったコップを置いた。


私はそれをゆっくり口に運んだ。

暖かい・・・

その味ココアの味は一生忘れないと思う。

本当に暖かくて優しい味がした。

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