心の中の宝物
長い始業式が終わりみんなぞろぞろと教室に戻っていく。

私たち4人も同じように着いていく。


教室ではみんなが仲良くなった子とかと喋っていた。

4人で喋っていると担任の先生となった人が入ってきた。


―がらっ

みんなが一斉に先生の事を見た。

そりゃー

気になるよね。

怖かったら嫌だし･･･。

新任ってどんな人かわからないし。

｢えーっと･･･席に着いてください。｣

各自言われたとおりにする。

いつもは簡単に言う事を聞かない人たちも今日は先生が気になっているようだ。


｢き、今日からこのクラスの担任となった神埼優です。｣

先生は黒板に【神崎優】っと書いた。

おっ優しそう？

てか、若っ


｢先生をするのは今年からなのでわからないこととかいっぱいあるからいろいろ教えてください。｣

神崎優と名のる先生は童顔で高校生っぽかった。

まあかっこいいほうかな。


クラスのみんなのじろじろと見る。

｢えーっと･･･。｣


｢はい!質問先生って何歳？｣
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