心の中の宝物
「夢梨さん、今日夜開けといて!」

「え?なんで?」



今日はみんなに謝りに行こうと思ってたのに・・・



「夢梨さんの親御さんと話すから。」

「は?どういう事?」

「このままじゃだめだろう。夢梨さんは今年受験生だし家族がばらばらになるなんて・・・

だから夢梨さんは・・・「勝手に決めないでよ!第一親は家に帰って来ないよ。」



私は外に逃げようとした。

でも先生に腕を握られる。


「離して!」

無理やり離そうとしたけど無理だった。


私が暴れると先生は私の肩を力強く持って私の目を見た。



「夢梨さんの気持ち両親にちゃんと言わないと・・・このままだと一生後悔するぞ。俺も一緒に行くから。な?自分の気持ちちゃんと話そう。」


私は下を向いたまま小さく頷いた。



「よし。じゃあ一回亜美さんの家行くか。そのままだと嫌だろ?」

「う・・・ん・・・」




私は忘れ物がないか確認。

って言っても携帯しかもって来てないけど・・・


私と先生は先生の家を後にした。


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