月華に散りゆく者達
「此処から近いのか?」

 総司が聞く  

「ああ、出してくれ!」

 総司に言い部下に指揮する指揮官

「はい」

 指揮官の言葉に馬車を走らせる部下

「ふうん」    

 指揮官の言葉に気のない感じで返す総司

「昔の景色良いな!空気も美味しいし!」

 総司が興奮して言う       

「未来は違うのかね?」

 総司の何気ない言葉に指揮官が質問する

「はい、未来は技術が発展して暮らしは
 便利になったんですけど森林伐採や
 大気汚染で空気が汚れ緑がなくなって来ています」

 指揮官の言葉に言う総司

「そうか、頭は良くなってもこの美しい
 自然を破壊してるのか、我々の子孫は何と愚かな」

 指揮官が嘆く

「はい、でもこの時代の人と何だ変わり
 ありません!一生懸命生きています」

 総司が強く言う

「そうか、未来は身分とかはあるのか?」

 指揮官が続けて聞く

「無いです!男女平等です、結婚も歳は
 関係無いし男は18歳以上女は16歳
 以上なら自由です」

 総司が笑顔で言う

「そうなのか、それは良い事だ!そんな時代が
 来ると良いな、平等で人が笑って暮らせる世の中が」

 指揮官が総司の言葉に言う

「来ますよきっと」

 笑顔で言う総司

「着いたぞ!此処が本部だ!」

 組織の本部に着き指揮官が言う

「何だ!以外と普通の家じゃん」

 指揮官の言う言葉に返す総司












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