月華に散りゆく者達
「どうでした?」

 鉄之助が出て来た歳三に聞く  

「良くない事ばかり聞くなやっぱり」

 歳三が鉄之助に言う 

「そうですか」

 鉄之助が返す

 それから30分後 

「何か情報は掴んだか?」

 歳三が合流してすぐに総司達に聞く

「ああ、悪い噂ばかりで情報らしい情報は無かったな、そっちは?」

 歳三の問いに返して歳三に問い掛ける総司 

「そうか、こっちはうなぎ屋九条で毎回右から二番目の席に座りうな丼を食べると聞いた!だからそこで捕まえ闘いで倒して連れて帰ろう」 

 歳三が言う 

「おうっ!」

 総司がそう言いうなぎ屋に向かう四人

 それからうなぎ屋に出入りする人を調べてる内にお昼になる 

「腹すいた!」

 総司がぼやく 

「我慢しろ!皆腹すいてるんだよ!」

 歳三が怒る 

「ごめん」

 総司が謝る 

「あっ!また一人入りましたよ!」

 鉄之助が言う 

「よし!中に入るぞ!」

 歳三がそう言うと皆で中に入る 

「右から二番目に座ってる!」

 総司が言う 

「よし!俺が声を掛ける!」

 そう言うと九条らしき人物に声を掛けに行く歳三 

「あいつ大丈夫かな?」

 総司が言う 

「失礼、貴方九条さん?」

 九条らしき人物に聞く歳三 

「そうだけど?」

 九条が答える 

「俺は白の組織から来た!他に三人来てる!1人は闘わないけど」

 歳三が言う 

「俺を捕まえに来たのか?」

 九条が聞く

「そうだ!闘って倒して連れて帰る!」 
 
 歳三が言う 

「分かった!でも待てよ!今うな丼頼んだから食ってからだ!お前等も食えよ!奢ってやる、腹が減っては戦は出来ぬだ!おじさん!うな丼4個追加ね」

 九条が言う 

「礼は言わない」

 歳三が言う 

「今は休戦だ!楽しく飯食べながら語らおうや、俺も剣士のはしくれ、卑怯な真似はしないし逃げないし負けたら大人しく付いて行く!ただし全力で勝ちに行く!まあ今は後ろの仲間にうな丼奢りだと伝えて席に座りな」

 九条が言う

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