月華に散りゆく者達
「そう言えば何で十兵衛は黒の組織について知ってるんですか?」

 行く途中総司が言う   

「今回の探し人と関係があるのが分かった、盗みも
 してるから確実に捕らえたかった」 

 真面目な顔して言う勇 

「そうですか」

 総司が言う

「任務終わったらこの村で団子食べたい!」

 総司が言う

「さっき熊食べたばかりだろ?」

 総司の言葉に突っ込む勇   

「これとそれとは別なんだよ!おごるからさ」 

 どうしても団子を食べたいのかおごると言う総司

「マジか!?この時代の団子食べたい!」

 総司の言葉に総司が食い付く       

「じゃあ決まりだな!」

 笑顔で総司が言う

「たくっ!うし!此処だ!沖田!準備は良いか?」       

 呆れた様子で言う勇

「いつでも!」

 賭博所の前で話す二人   

「じゃあ宗形が来たらお前から先制攻撃だ!」    

 真剣な顔で総司に言う勇

「ああ!」

 真面目な顔して言う総司

「俺が隙を見て押さえる!     

 総司に言う勇

「ああ!」

 それに返す総司

「博打ってどうやるんだ?」

 総司が質問する     

「博打か?博打はサイコロの目を予想して当たったら掛け金に
 応じて小判が貰えるんだ!丁半ってね」

 総司の質問に勇が答える

「そうなんですか?面白そうですね」

 総司が笑顔で返す

「近藤!宗形って奴じゃないか?」

 総司が博打所に近づく人物に指差す     

「間違いないな!」

 勇が確認する

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