月華に散りゆく者達
「じゃあちょっと行って来る」

 そう言うと歳三が走り行く 

「おお!総司じゃねえか!英雄の帰還だ!」

 村のおじさんが総司を見て言う 

「英雄?」

 総司が聞く 

「黒の組織の指揮官を瞬殺したらしいじゃないか!平和を取り戻してくれた総司は英雄だよ!」

 村のおじさんが笑顔で総司に言う 

「あ、ああ、黒の組織潰したは良いんだけど新しく漆黒の組織ってのが出来ちゃったからまた潰しに行くんだ!」
  
 総司が説明する 

「そうか、頑張れよ英雄!」

 おじさんが笑顔で言い総司の背中を叩く 

「ああ!」 

 総司が笑顔で答える 

「英雄!来いよ!任務の途中に腹減るといけないから団子持っていけ!」

 団子屋のおじさんが笑顔で総司に言う 

「ありがとう!」

 笑顔で言い近づき受け取る総司 

「総司!俺からもうなぎの握り飯やるから来いよ!」
 
 うなぎ屋のおじさんが笑顔で総司に言う 

「ありがとう!」

 笑顔で言い近づき受け取る総司 

「頑張れよ!」

 うなぎ屋のおじさんが言う 

「うん!ありがとう!村の皆は俺の両親だ!守るよ!」

 総司が言う 

「イタズラ息子がたくましく成長しやがって!」

 少し涙を浮かべながら言うおじさん 

「待たせて悪い!」

 歳三が走り近付きながら言う  

「良いさ!何貰ったんだ?」

 総司が聞く 

「親父の大切なカードインブレードを貰ったんだ!」

 総司に言う歳三 

「良かったな」

 総司が笑顔で言う

「ああ!お前は何貰ったんだ?」

 歳三が聞く 

「団子屋のおじさんとうなぎ屋のおじさんが団子とうなぎの握り飯くれたんだ!任務の途中に腹減るといけないからって」

 総司が笑顔で歳三に言う 

「そっか、後でありがたく三人で食べよう!」

 歳三が笑顔で言う
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