月華に散りゆく者達
「ああ、今追ってる組織は黒の組織とくっ付いた物だろ?
 くっ付く前に闇の組織として活動していた!」

 主計が言う

「何の為に?」

 総司が聞く

「書物に書かれているんだ!伝説の力、ドールを纏いし者
 この世を手に入れられし力を纏うと」

 主計が言う

「その力を俺が持っていてその漆黒の組織の指揮官が力を奪った?」

 総司が聞く

「まぁ、正確に言うと指揮官、いや、君の父親の沖田勝次郎が
 この力を持っていた!この力は他人に渡す事が出来るんだ!
 そして力を奪われない様にお前を歳三の父に預けたんだ
 時が来るのを待つ為に」

 主計が言う

「でも力は奪われた!」

 総司が言う

「ああ、あの力は強い力と強い悲しみと強い怒りが元で
 覚醒して使える様になる、指揮官はそれを計算して
 総司を組織に入れたし自分の死ぬ瞬間に父と明かし
 ドールの力を解放させたんだ!全ては力を奪わせる為に!」

 主計が言う

「何故?」

 総司が聞く

「実はお前にはドールより強い力が眠っている!この力は
 一度しか贈与出来ない力で指揮官が偶然持って生まれた
 力でこの力は奪う事が出来ない!ドール力がなくなった時
 発動出来る力だ!指揮官はその力に賭け組織を倒し
 またドールを奪い返し平和な世の中を取り戻して
 欲しいと思い何年も前からこの計画を立てていたんだ」

 主計が言う

「そうだったのか」

 総司が言う

「ああ」

 主計が言う

 
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