月華に散りゆく者達
「おはよう」   

 総司があくびをしながら居間に来る

「遅いよ総司!」

 総司が起きて来た総司に怒る  

「何言ってるんだ総司?まだ朝だろ?」

 総司が寝ボケて言う

「もう昼だ!」

 総司の言葉に怒る総司   

「そうか」    

 総司が気のない返事をする

「総司!訓練だ!刀を持て」

 そう言うと総司に刀を投げて渡す歳三 

「怪我するぞ?」

 歳三の言葉に心配して言う総司  

「これは総司の父上が作った斬られても痛くないし
 傷も出来ない刀だ!斬った感触、手応え
 斬られた感触は本物と変わらない」

 歳三が言う  

「そうなのか?凄いな!うし!ならやるか」

 感心しながら歳三に気合いの入った返事をする総司      

「ルールは10回切られたら負けな!」

「るうる?何だそれ?」      

 総司が分からなくて歳三に聞く

「総司の時代では当たり前の言葉だ」

 歳三が得意げに言う

「未来の言葉を使うな!まあ10回
 切られたら負けか?うし!やるか」

 総司が怒りながらもやる気のある返事をする



 


< 32 / 302 >

この作品をシェア

pagetop