月華に散りゆく者達

「構わんよ」

　訪問者が笑顔で言う

「ありがとう」

　そう言うと走って総司の居る所に向かう総司

「総司の奴遅いな！ご先祖様って言うからどんな
　人かと思ったらいい加減な奴じゃん！」

　待ってる総司は愚痴る　

「誰がいい加減だって？」

　総司が現れて言う　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「うわっ！居たの？」

　現れた総司にビックリする総司
　　　　　　　　　　　　　

「居たのじゃない！お前俺の子孫なんだ？」

　少し怒り気味で言う総司
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「あっ！聞かなかった事にして！」

　話を聞かれてビックリする　
　　　　　　　　　　　　　

「何でだ？」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　総司が首を傾げて聞く

「未来変わったら僕が存在しなくなるから！っても
　子孫の沖田総司が目の前に居る総司とは限らないけどな」

　総司は焦って総司に言う　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「安心しろよ！子孫でも無くてもそんな事しないからさ
　それより俺出掛けるけどお前も来るか？俺について
　知りたいんだろ？」

　総司が笑って言う　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「行く行く！でもちょっと待って！一回帰るよ」　

　ワクワクしながら言う総司
　　　　　　　　　　　　　　　　

「は？俺すぐに行くぞ？」

　総司の言葉に言う総司　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「大丈夫だよ、また同じ今の時間に来るから」

　笑って返す総司　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「よく分からんけどすぐに来るんだな？」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　首を傾げて総司に聞く総司

「ああ、待ってて！っても一瞬だけど」

　そう言うと草むらに入りタイムマシンで帰る