月華に散りゆく者達

「結果は見えてたけどさっきよりすぐに終わったな
　見せ場も無かったしな」

　総司が戦いが終わった歳三に言う　

「う、うるさい！」

　歳三が怒る　

「俺の負けだ！俺は帰るよ、安心しな！組織には此処の
　場所は言わないからよ！そこだけは信じて良い！」

「何故？」

　斎藤が聞く　

「俺は強い奴とやりたくて組織に入った！組織に手を貸すつもりも
　無いし計画にも興味が無い！だから場所も教える気は無い！」

　西條が全員に言う　

「組織は一体何を？」

　斎藤が聞く　

「さぁな？俺は何も知らない」

　西條が斎藤に言う

「そうか」

　斎藤が言う　

「歳三！お前は凄く弱かったな！」

　西條が笑いながら言う　

「なっ！これから強くなるんだ！」

　言われて怒る歳三　

「この中で一番弱かったけど一番強かった」

　西條が続けて言う　

「どうゆう事だ？」

　歳三が西條に聞く　

「お前は力の差がある俺にあきらめずに突っ込んで来た！
　そう言う心が大切だ！本当に強い奴はとんでもない力を持ってるんだ！諦めない心をな」　

　西條が続けて言う　

「そうなのか？」

　歳三が少し照れながら言う　

「じゃあ俺は帰る！」

　そういうと歩きだす西條

「さてと、疲れた！戻って風呂に入ろう斎藤！」

　斎藤に言う総司　

「ああ！」

　その言葉に返す斎藤　

「歳三も行こうぜ！」　

　そういうと斎藤と中に入る総司　

「・・・・・」

　何も反応を示さずただ立ってる歳三